2005渓流解禁!

指令!!マスターゼロを封印せよ!!!
「渓に奇跡を。」 0=200

  ゴギ蔵にとって100匹の渓魚を釣る事は未知の領域ではない、よって100は奇跡ではない。では「渓の奇跡」とは?・・・
 メーカーのカタログを目にした時、ふと考えてしまった。奇跡とは・・・二束、そう、200匹!今のゴギ蔵の奇跡とはこれだ!(単純なんです!)

 2005年、ゴギ蔵は奇跡を求め遂にゼロを解禁させることにした!チョイスしたのはマスターゼロ00これは伊藤稔名人一押の激やばロッドである。そして奇跡を体感すると同時にこの竿を封印することも決めたのである・・・


 2005.03.01 AM03:00 今シーズンの始まりとなる目覚まし時計でゴギ蔵が目を覚ました!即ち今日が2005年の釣り初めである!

 今年は雪が多く、道中が心配なので・・・とは言え毎年そうだが、タイヤチェーン4本と剣スコを装備し元気に出発!五日市ICから中国道へ向かった。道中の前方に見覚えのあるベンツを発見!ナンバーは・・・・なんとSPおじさんであった。よって、目的地はほぼ同じなので分岐点まで並んで走ることになった。
 ある川筋の分岐点で一旦停止し挨拶をして別れた。お互い解禁に釣りたいポイントがあるようだ。そして私の場合は一人で静かに釣りに没頭したいのである・・・・。

 予定のポイントに無事到着したが辺りは真っ暗闇である。時刻は05時、夜明けは何時来るのであろう?車のエンジンも切ったことだし、防寒対策も兼ねドライタイツを装着!!車内の温度が下がるにつれトレーナー、フリースも着込み後はゴアのジャンバー兼カッパを着れば何時ものゴギ蔵スタイルである。
 06時、薄っすらと周囲が明るくなりゴギ蔵が活動を始めた。引き舟、鮎タモ、そして餌箱付のビクを首からぶら下げる。このビクの中身は今日のゼロ釣法用の仕掛けもろもろが入っている。ゴギ蔵は餌釣りの時はベストは着ない主義なのだ。
 そうそう、今回のニューアイテムとしてラテックス製のクリーン手袋を用意している。何故かって?以前、イダ掛け師さんが言っていた事で「餌釣りは手が汚れるから・・・」でひらめいたのである。実際、今回使用した感想としては仕掛け直しも含め何とかなる!と言うよりむしろ今日の様な寒い日には必要不可欠かもしれない!グローブの下にこれを装着することにより感度の低下が心配であったが逆に保温効果が有り、指の感覚がこの寒さの中にして残っておりプラス効果が得られたのである。金額的にも片手10円程度なので車移動の度に新品を使用しました。

 指感度もキープしたことで・・・マスターゼロの出番である。まずこの竿で驚いたことは「感度」である!完璧に胴調子の竿なのでそんなに期待してなかったのだが驚きの高感度!!01フロロの水中抵抗が分かるのである。次に「軽さ」、7Mを全く感じさせない。更に「細仕掛けが上手く飛ぶ」のである・・・などなど感心しながら釣っていると待望の一号がヒット!ソフトにフッキングし慎重に取り込んだ。
06:30 第一号!今年は痩せぎみ??
渇水ぎみ??
 周囲が完全に明るくなると現実が目に飛び込んで来た。なんと、水が無い・・・自分としてはやや増水を期待していたのだが・・・これでは魚の隠れる場所もなく、非常に警戒心が強まっている。おまけにこの雪と寒さでいつもの解禁とは打って変わり喰いが渋いのだ・・・。魚はいるのだが喰わないのだ!これでは奇跡が起きないよ〜! ってな感じで非常にスローに且つゴギ蔵の喰わせの釣りを展開させた。ぽつ、ぽつ、と型も小さいが集合写真後に釈放できるので舟に追加して行く。
解禁から舟を出すのは初めてのこと
良型のゴギも!

 09時過ぎに下流で別れたSPおじさんが登場!下はダメとの事である。天候は雪!!これではあまごは喰って来ない。よって喰わせない限りは絶対に数は望めないのである。更に三月頃には釣れるポイントの条件が限られるのでそれを外すとアウトである!!私がゼロで2〜3匹釣り上げたのを見てやる気が出たらしく、おじさんは下の堰堤に向かうとのことで再び一人静かに釣りを始めた。
 一通り攻め切り、下のポイントを覗くと先客有り。しかし、直ぐにポイントチェンジをされるようだ。すれ違いざまに話を聞くと「魚は見えるのに喰ってくれない」との事。これはチャンス!だって今日は喰わせないと釣れない日だから。手短に流し、時刻は11時。ポイント移動も兼ね昼食にした。この時点で59匹ゲットである。
さまざま合わせて59匹
 平日解禁で天気が悪いにも関わらず人が多く希望の場所は先客あり。空ポイントをようやく探し囮缶を沈める。途中の道路で囮缶を抱えている私を見て不思議がっている人もいた。
水は冷たいが魚を活かすのは気分が良い!
 ゴギ蔵の法則に従い探りを入れコロニーを探索する。川が変わったのか?水が少ないからなのか?不明であるが若干コロニーに変更があったようだ。去年まではピリッともしなかったポイントが棲家に成っていた。そこを探り当てれば徹底的に喰わせの攻撃!活性が低い奴は口の前に餌を送らないと咥えない。咥えても喰わない奴もいる。そんな奴は口の皮一枚にでも針を引っ掛けるべし!!
 伊藤名人ご推薦の東レ、釣聖は強度的にも不安が無く安心して使用できた。朝方は0125号であったがもろの01に張り替え更に驚きが!ワンランク下げることにより釣り切ったと思ったポイントで釣れるのである。さすがフロロ!流れへの入りも良く本日のナマリはB以下の使用であった。
天気は悪いが、ぽつぽつ追加
 相変わらずの雪・・・時折過ぎ行く車から私を見ている人は皆「雪降って寒いのに川に浸かって変な人」なんて思っているのでしょう。そんなことはお構いなく時間が過ぎ去り時刻は16時。ここは見切り、再移動する事にした。
ここでは47匹ゲットでトータル106匹。とりあえず世間一般の「渓の奇跡」はクリアーしたようだ。
ここでは47匹
 一度、道路へ戻り歩いて下流へ向かいお目当てのポイントに到着!足跡有りで先人の釣り残しでは有るが誰一人無く、非常に落ち着けるのでラスト一時間の勝負をする。反応が無ければ棚を変えながすと・・・来るのである!!こんな感じで15匹追加し納竿。121匹で初釣りは終了した。
今日は121匹
 お土産分を残し、後は川へ・・・。降り続いていた雪も帰り支度の時はやんでくれ青空も一部望むことが出来た。
マスターゼロ封印ならず・・・。しかし、この竿は癖になりそうである。この竿での藪釣を本気で考えている藪沢ゴギ蔵である。もちろん今回のゼロもゴギMix版で餌はイクラであったことは言うまでも無い。
ところで、おじさんは何処いったの???ゆきかたふめい???

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